任意のバージョンのImageMagickをビルドできるコマンドを作ってるよって話
少し前からImageMagickの最新バージョンをビルドして使いたいなーというモチベで好きな時に好きなバージョンのImageMagickをソースからビルドできるスクリプトを作っていたので紹介します。
使い方
使うにはRuby 2.0以降、git、あとImageMagickのビルドに必要な各パッケージが必要です。もともとDebianでの使用を想定していたので、build-essentialsのようなパッケージが必要です。
sudo apt-get install git build-essential sudo apt-get build-dep imagemagick
あとはgit cloneしてきてください。
git clone https://github.com/t-cyrill/imagick-build
ImageMagickをビルドする
例えば 6.9.4-0 をビルドするには次のようにします。
bin/imagick-build -i 6.9.4-0 --prefix=$HOME/ImageMagick
--prefixをつけるとconfigureのPREFIXにパスが渡されてインストールパスを変更することができます。
バージョンリストの更新
ImageMagickのバージョンごとのコミット位置はリポジトリ内のdefinitions.jsonに書いているので、git pull origin masterすればバージョンリストも更新されます。
cd imagick-build; git pull origin master bin/imagick-build --definitions
definitions.jsonはImageMagickのtar.gzがリリースされてしばらくしたら更新されます。
仕組み自体はgitでコミット位置を切り替えてビルドオプションをいい感じに渡しているだけです。大事なのは definitions.json でこれは頑張って更新しているので、いい感じに使えるようになるんじゃないかなーと思います。最新バージョンが出たらTwitterに流すようにしようと考えているので、ImageMagickの最新版が出たら教えて欲しいって人はTwitterをフォローするといい感じになるんじゃないかな、リリース以外興味ないって人には微妙かもですが...
GW中に見つかったImageMagickの脆弱性対応でコミティアの会場から調査することになって辛い思いをしたんですが、ImageMagickはいつかやると思っていたので辛いという気持ちでした。