なんかかきたい

プログラミングなどの個人的なメモやサークル「ゆきいろパラソル」の情報を載せてます

issetってそんなに使うタイミングないようなという話

会社の横のお方がよくお釣りの小銭を貯金箱に貯めていて、どれくらいあるのかなと思い人のお金を数えていたら、 後ろのほうで「issetが辛い」みたいな話が聞こえてきたので、「issetって使うタイミングあんまりないような」って話をしました。

もちろん、まったく使わないみたいな過激派な話ではなくって、こういうときには使わないですね、という程度の話です。

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ffiを使ってCの関数をRubyから呼び出す

ruby-ffi は 動的にライブラリを呼び出せるRubyの拡張でバインディングライブラリをnative extension で書かなくても良い感じに呼び出せるようになる便利なライブラリ。 Rubyでは libffi を簡単に使えるのでちょっと頑張ればCのコードを呼び出せる。

FFI = foreign function interface、他言語の関数を呼び出すためのインターフェイス

Cで書かれたライブラリの関数を native extension をビルドしなくても呼び出せて便利だったりする。

去年書いた記事でlibffiを使って、MP4v2Tagの関数を呼び出してみたけど、あんまり細かいところまで書かなかったので掘り下げて書いてみます。

t-cyrill.hatenablog.jp

とりあえずHello World

ruby-ffi はgemで用意されているので、bundlerとかで入れるといいと思う。

source "https://rubygems.org"

gem 'ffi'
bundle install --path=vendor/bundle

これでlibffiをRubyから呼び出す準備ができたので、Rubyのコードを書いていくことにする。 まずはruby-ffiのサンプルにも載っているlibcputs関数を呼び出してみる。

require 'ffi'

module LibC # <- 1
  extend FFI::Library # <- 1
  ffi_lib FFI::Library::LIBC # <- 2
  attach_function :puts, [ :string ], :int # <- 3
end

LibC::puts 'Hello World!!' # <- 4

いつもどおりbundle exec ruby libc/hello_world.rbのように呼び出せばHello World!!が表示されるのが確認できる。 ffiの書き方は、

  1. 好きな名前でmoduleを定義して、FFI::Libraryextendする
  2. ffi_libに呼び出す関数を含むライブラリの名前を渡す。(libcFFI::Library::LIBCとして定義されている)
  3. attach_functionで関数、引数の型、戻り値を渡す
  4. LibC::putsのように呼び出す

といった形になります。

もう少し複雑な例

require 'ffi'

module LibC
  extend FFI::Library
  ffi_lib FFI::Library::LIBC

  typedef :pointer, :FILE

  attach_function :fopen, [:string, :string], :FILE
  attach_function :fclose, [:FILE], :int
  attach_function :fputs, [:string, :FILE], :int
end

handle = LibC::fopen '/tmp/hogehoge', 'w'
LibC::fputs 'hogehoge', handle
LibC::fclose handle

上はファイルを書き出す例。fopen, fclose, fputsを呼び出す。FILEはtypedefで用意するとよい。 LibC::fopen から返ってきたポインタを LibC::fputsに渡しファイルに書き出し、LibC::closeでハンドルを閉じるっていうCのサンプルみたいなことをやっている。 こんな風に、ポインタを使い回すだけなら :pointer を使って簡単にかける。

構造体のポインタ

MP4v2のバインディングで書いた構造体はこんな感じになっていて、FFI::Structを継承してlayoutを使って構造体っぽいクラスを作っていく。

# Mp4v2 binding module
module Mp4v2
  module Native
    # Mp4v2 Tag struct
    class MP4Tags < FFI::Struct
      layout :__handle, :pointer,
             :name, :string,
             :artist, :string,
             :album_artist, :string,
             :album, :string,
             :grouping, :string,
             :composer, :string,
             :comments, :string,
             :genre, :string

      def self.keys
        [
          :name, :artist, :album_artist, :album,
          :grouping, :composer, :comments, :genre
        ]
      end
    end
  end
end

構造体ではなくクラスなので、好きなように関数を追加してもよかったりして便利っぽい。typedef :pointer, :MP4Tagsのようにすることで、ポインタが構造体的なクラスと対応するようになる。

他にもいろいろできる

ffiWikiを見ると、Win32APIの関数を呼び出す方法とか、callback関数を渡す方法とか、enumとかあったりして他にもいろいろできるっぽい。 けど、そろそろ眠くなってきたのでこの辺で一旦終わりにしたい。 コードはgistに書いたのであとはwikiを見ながらよろしくって感じです。

gist8a8b1bc1f8b5be40d5a7

新年だしお雑煮食べながらkibana4をインストールする

Kibana4.3になってelasticsearch2.1互換になったので試しにインストールしてみようと思ったのですが、新年なのでお雑煮でも作りながら触ってみました。

いつものようにDebianでのセットアップですが、応用すれば他の環境でも動かせると思います。

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C89情報と12月近況2

コミケ(C89)について

三日目東メ49a 北海道プリンプリン騎士団 さまのスペースに 「ひだまりPHP vol.2 開発環境構築編」を20部ほど委託します。

chrome API本やSwift本などの頒布があるそうです。

東4ホールと5ホールの間くらいの位置ですので、C89参加の方はぜひお立ち寄りください。

内容についてはC88の記事に乗せていますのでそちらを参照してください!

t-cyrill.hatenablog.jp

後は近況です。

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FreeDOSのイメージをPXEでブートする

2015年でもDOSを起動しなければならないことがあって、BIOSのアップデートとかBIOSのアップデートとかBIOSのアップデートなんだけど、2015年なのでフロッピードライブとか用意するのは簡単ではないし、何よりアップデート対象のマシンがデータセンターに置かれていたりすると、フロッピーをさすためだけにデータセンターに入館するのは正直しんどい。これはフロッピーがUSBフラッシュメモリーになっていたとしても同じだと思う。辛い。

そこでネットワークブートできないかなと色々試してみたらこれは行けそうみたいな方法を自分なりに確立したのでメモを残しておこうと思います。

技術的な話題が久しぶりな感じですが少々お付き合いください。

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